インフルエンザの季節ですが、赤ちゃんがいるご家庭では特に心配なのではないでしょうか。
我が家にも1歳未満の乳児がいるのですが、インフルエンザの予防接種を受けさせようと思った時、
受けても大丈夫なのか、いつから受けられるのか、よくわからなかったのです。
前年は赤ちゃんはお腹にいたので、妊娠中の健診でインフルエンザの予防接種を受けるよう言われましたし、
お母さんが受けておくと赤ちゃんに免疫が行くので生まれてからも安心とのことでした。
でも赤ちゃんは生まれてきているし、インフルエンザにかかっても、タミフルなどの薬は1歳未満じゃ使えません。
赤ちゃんのインフルエンザの予防はどうしたらいいのか調べてみました。
Contents
インフルエンザの予防接種 赤ちゃんには?
赤ちゃんもインフルエンザにかかります。
妊娠中にお母さんがインフルエンザの予防接種を受けていたら、免疫をもらって出てきている可能性があります。
インフルエンザの予防接種が受けられる赤ちゃんは6ヶ月からだそうです。
ちょうどお母さんからもらった免疫が切れてくるのも、6ヶ月と言われていますね。
6ヶ月から予防接種を受けるのは可能なのですが、お医者様によっては推奨しないとのこと。
3歳未満はインフルエンザ予防接種の効果が弱く、
さらに1歳未満では効果が実証されていないのが理由のひとつ。
免疫がつく率が30%以下とも言われているようです。
ただ、まったくつかないわけではないので、インフルエンザに感染しても、
症状が軽く済むなど、ちょっとだけ恩恵があるかもしれないとのことでした。
赤ちゃんがインフルエンザの予防接種を受ける時の注意点
6ヶ月以上の赤ちゃんがインフルエンザの予防接種を受けるときの注意点がいくつかあります。
●卵アレルギーなどがないか
インフルエンザワクチンには微量の卵が使われているので、
卵アレルギーがあるとワクチンでアレルギー反応を起こしてしまう可能性が高いので、
インフルエンザの予防接種が受けられません。
6ヶ月になると離乳食も始まってくる頃なので、少しずつ卵を試して確認しておきましょう。
●他の定期接種との兼ね合い
6ヶ月~1歳は定期接種の予防接種がたくさん予定されているでしょう。
インフルエンザワクチン自体は、不活化ワクチンなので接種後8日で次の予防接種が受けられます。
赤ちゃんは2~4週間空けて2回打ちます。
他の生ワクチンを打った場合は28日間、次の予防接種がうけられないので、
インフルエンザの予防接種も受けられません。
前章で述べたように、インフルエンザの免疫がつく可能性が低いことを踏まえると、
定期接種のワクチンは効果が認められてその時期に受けることを推奨されているので、
時期が重なって迷うときは、定期接種を優先するほうがいいかもしれません。
お医者様と相談してみてくださいね。
●効果が出るまでに時間がかかる
これは赤ちゃんだけではありませんが、1回目のインフルエンザ予防接種を受けてから、免疫がつくまでに4週間前後かかるそうです。
インフルエンザの予防接種を受ける時期は、流行り始める11月下旬~12月に合わせるとすると、10月下旬くらいが良さそうです。
流行のピークは1月~2月なので、遅くとも12月初旬には受けておきたいですね。
インフルエンザを赤ちゃんにうつらないようにする
インフルエンザの赤ちゃんの予防には、うつらないように行動することが一番。
特に気をつけることを5つ上げました。
●外出後はうがい手洗いをする。
赤ちゃんはうがいができないでしょうから、番茶など、ウイルスを撃退するカテキンを含むものを飲ませるのも良さそうです。
●上の子がいる場合は保育園や幼稚園で流行がないか気をつける。
集団生活からウイルスをもらってくることが多いです。
●大人も子供も感染しないようにする。
受けられる人がインフルエンザの予防接種を受けて、感染しないことで
赤ちゃんを守ることができます。
家族が免疫をつけておき、帰宅後もうがいてあらいをしっかりしましょう。
●部屋にいるときは換気をし、湿度を保つ。
空気をなるべく新鮮に保ちましょう。湿度は50~60%にすると、ウイルスの活動が制限できるそうです。
●集団に近づかない
外出すると、ウイルスに感染する可能性も高まります。
感染している人に接触する可能性を高めるからです。
不要不急の外出は、1歳未満の冬はできるだけしないようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんのインフルエンザ予防接種は、受けても効果が小さい、でも受けないより感染時の症状は軽いかも知れないのですね。
そもそも予防接種が受けられないか、受けても感染してしまう可能性が高い・・・ということは
予防接種以上に日頃からの予防の心がけが重要ですね。
インフルエンザの流行は年末年始をはさみます。
家族以外の方との接触も多いかもしれません。
インフルエンザの予防接種等を検討しつつ、赤ちゃんを守ってあげましょう!