毎年、暑くなったなと思う頃から花粉症のことなんて忘れて生きていますが、
秋になってくるとふと思い出す、舌下免疫療法のこと・・・

筆者は、授乳をしているときに断られて以来忘れていたのですが、
今回ふと思い立ち舌下免疫療法の薬をもらってきました!

1か月が経過しましたが、順調に治療が進んでいます。

最初こそちょっとだけ気を使いましたが、結構気楽に継続できています。

当ブログにてその実体験をご紹介します。

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舌下免疫療法の費用は?

最初からの費用の記録はこんな感じ。

まず血液検査でスギ花粉だという結果がいると思うんですが、
私はかかりつけだったので過去に花粉症だとすでに検査結果が出ていて、
舌下免疫療法の時に改めて検査はしませんでした。

血液検査はするとしたら4000~5000円というところでしょうか。

あと、耳鼻科にはよく言っているので毎回「再診」扱いになり、初診料がわかりません。
久しぶりにかかると喉の奥にスコープ(カメラ)を入れて状況を見たりすると
3240円とかになったりしていました。

その後、喉を見てもらうだけだったりすると、再診で490円でした。

舌下免疫療法のために診察を受けたときは590円。

治療が進んで固定になったので、今は590円プラス1650円で、2240円なので、
ほかに喉が痛くならなければ、今後は毎月2240円が舌下免疫療法の治療費ということになります。

最初のボトルのときは550円でした。
2本目のボトルの時は810円でした。

病院によっても違ってくると思うので、ご参考程度にお考え下さい。

花粉症の舌下免疫療法で薬はシダトレン

私はシダトレンを飲んでいます。
近所でいくつか舌下免疫療法の広告が貼ってある病院があり、どこで受けようか迷ったのですが、事前にもらった舌下療法の書類に、4週間に一度通わないといけないとあったので、
予約が取れるか、混雑しない時間に行けるか、通いやすいことを前提に病院を選びました。

私の場合は、もともと風邪をひいたときや花粉症の薬をもらうときにかかりつけの耳鼻科があり、そこでの舌下免疫療法はシダトレンと決まっていたので、ほかの薬は選択肢がなかったと思います。

治療内容について認識を深めたのは数年前のこと。
目についた張り紙を見て話だけ聞いてみようと思い、子供の診察のついでに声をかけたのがきっかけでした。

ほかの先生に舌下免疫療法の話を聞いたことはないのですが、私のかかりつけの先生はかなり慎重で、自分で自分にシダトレン投与を試していたりとても勉強家という印象です。

私も、気軽に話を聞いたつもりですが、シダトレンは杉花粉のエキスが元なので、
それを体に入れて徐々にならしていくことから、アナフィラキシーショックのリスクや、その他副作用、そんな思いをして結局花粉症の季節に効果がないかもしれないことなど、リスクを理解したうえでの治療開始ですよと言われました。

治療についてのお話を初めて聞いたときには、当時私は授乳中だったので開始できないとのこと。
病院がプリントした冊子と、一般配布されている冊子をもらい、「よく読んでから決めてね」と言われました。

すぐできないならと思ってその時は読まなかったのですが、
授乳が終わってかなり経ち、夏の暑さが過ぎ秋の気配・・・、来年のことに思いをはせたときにあの花粉症のつらい時期が脳裏をよぎり、
ふと「舌下免疫療法をやるなら今の時期からがいいのかな」と今年の10月になって思い立ち、病院からもらった冊子を引っ張りだして読み、先生に再度相談に行ったのでした。

丁度子供も私も風邪をひき、耳鼻科に行かなきゃと思っていたので、同時に済ませたくてその時に先生に舌下免疫療法の話をしたら、
「冊子渡したことあったっけ?読んだ?」と確認されたあと、
「健康な時に始めたほうがいいから、この喉の炎症が治ったらね!」とこの日は開始ならず。

やはり慎重に治療を進めないといけないらしい。

急がないと11月になっちゃう。
もしかしたら6月くらいから始めていたら、来年1月あたりからのむずむずがさらに楽になったかもしれないのに、と焦りが募ったけど仕方ない。
花粉が飛散していない時期から始める、とあったので気づくのが遅かった~。

別に早く開始すればするほどいいなんて冊子にも書いてなかったし誰も言ってなかったけど。
性格的に打算して焦るタイプなのです。

喉風邪の薬だけもらい、1週間、いつも以上に体を大事にして過ごし、
全快じゃない気がしたけど、1週間後に受診したとこころ、開始OKと指示がでました。


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舌下免疫療法の副作用について

開始の最初の最初は、ちょっと面倒で、
先生の診察が終わり、処方箋が出たら、薬局に行き最初の薄い濃度のシダトレンミニボトルをもらいます。

そのミニボトルで初めての1滴は、副作用の恐れがあるため、先生に投薬をやってもらわないといけないのです。

先生に舌下にエキスを垂らしてもらったあと、病院に30分滞在して、アナフィラキシーの様子を見ないといけません。

最初の1滴を説明を受けながら処方されたあと、看護師さんが待機室を用意してくれたため、そちらに移動して30分タイマー開始。
その際に、アナフィラキシーについてのカードを渡される。
何かあった時の症状とか、対処とか、救急車への説明の仕方とか、連携している大学病院とかが掲載されていて、もしかして大ごと?って感じの説明でした。

また、日々の投薬状況を記録する専用のノートも渡されました。

そして30分、横になってもいいし、スマホ見ててもいいよ~と言われ、待つこと30分。
何も起こらず。良かった。

怖かったので先生の投薬直前と、終わった時に、家族のLINEで報告していました。
アナフィラキシーが起こったらどうなるかわからないし。
まるで遺書(笑)
その日普通に帰宅し、普通に過ごす。何ともない。

その後は1日ごとに徐々にエキスの量を増やす。2日目からは自分で。

アナフィラキシーが起こった時に夜だと家族も大変だし病院もかかりづらいかなとかいろいろ考えたので念のため、投薬時間は朝起きてすぐに固定することにしました。

1週間後にまた受診。
何の問題もなく、経過は順調。
体調が悪くなる人もいるようだ。軽いものだと口内炎等なにかしらある人が多いらしい。
私は口内炎もなにもなくて拍子抜け。
副作用があったら大変なんだけど何もないと効果もないのかと不安になるというか…。

2週目はエキスの量は一緒だけど、成分の濃度が違うボトルを処方されそれでまた1週間。
1週間後にまた受診。
2週目を終わっても私は口内炎の一つすらできず順調でした。

先生は受診のときに真っ先に口腔内、特に舌下を見る。
「口内炎も何もないの?めずらしいね~」とのこと。
私はラッキーかもしれないが・・・ふと気になって先生に質問しました。

「副作用がないと、もしかしてこの治療の効果も薄いとかありますか?」
「それとは関係しないんだよね~どちらにしろわからない」

このまま副作用がなくて、ちゃんと今度の花粉の時期から効果があったらいいな。

3週目からはシダトレンの通常濃度、通常量のパックを28日分処方されるようになりました。
これまでのプッシュ式で2~4滴たらす容器とは全く別で、
1日分1パックになっているのを28本を受け取りました。

次の受診は4週間後。
その間、風邪をひいたり、体調不良があったら、投薬は中止。
必ず受診するように言われる。

1週間ほど通常量のシダトレンを飲んだあと私は数年ぶりに高熱を出しました。
風邪かと思い受診したら、子供から感染した扁桃炎だった。

扁桃炎の薬はちょっと強いもので、シダトレンは翌日からしばらく中止とのこと。
5日くらいで扁桃炎は良くなり、シダトレンを早く再開したい私は扁桃炎の薬があと数日のこっていたのに耳鼻科へGO。

扁桃炎がほぼ治っているので先生に「今日はどうしたの?」と言われ、
「シダトレン、再開するには先生の診断がいるのかと思って」というと
先生はふふっと笑って「体調が戻ったと思えば再開してよかったのに」だって。
慎重だな~みたいなことを言われたけど、先生のほうが慎重だったじゃん!!
「ええ~そうなんですか!」と一緒に笑ってしまった。

今後はそうしよう。

その後も、ちょっと喉がイガイガしたりってくらいでも耳鼻科を受診して、
ちょっと風邪薬などをもらいつつも、「シダトレンは並行して飲んでね」と言われ、
先生の判断なので気楽に薬を飲むことができた。

受診の度に舌下も見てくれて、「口内炎でたことない?」と珍しがられる。
そんなに出るものなのか~。
あと、毎度アレルギー系の吸入をした。これも何かの予防なのかな?今度聞いてみよう。

4週間がたち、28本出されたボトルも残り1本となり、舌下免疫療法のためにだけ受診。
相変わらず口内炎のことを言われ、何も問題なし。
「習慣づいてきた?」と先生がにっこりしながら話しかけてきた。
「そうですね、たぶんこのまま忘れるとかってないと思います」と答える。
毎朝飲む時間決めてるし、アラームも鳴らしてる。アラームより先に飲んじゃったりするけど。
エキスが私の体内に蓄積されれて、花粉症の時期に効果が出るのが楽しみだから
1日も欠かしたくない!

さらに4週間後は、年末年始だったので、
あわよくば8週間分、またはプラス1週間でも多めに出してくれたら、
同じ月内に受診に来なくていいのになと思って欲を出して先生に聞いたら
「絶対に1か月ごとに受診しなきゃいけないんだよね~」とのことで、即却下。
冊子に書いてあったでしょ?って。

そのくらいシダトレンの処方は慎重に厳密に行うんだなと痛感したのでした。
また28本、シダトレンパックを受け取り、帰宅しました。

舌下免疫療法の効果についてはまた・まとめ

花粉症の時期が今までは憂鬱だったのですが、今回はちょっと楽しみです。
効果が本当にあるかどうか、まだ始めたばかりなので来年はだめでもその翌年は効果があるのかとか、または舌下免疫療法の効果が「私は無かった」で終わるのか…
結果が出るまでにはまだ少しかかりそうですが、もともと舌下免疫療法の治療には期間がかかると説明にもあったので気長に待つしかありません。

当ブログで経過や変化についてもまた報告したいと思います。

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