中耳炎 赤ちゃんの鼓膜切開体験談 その後の過ごし方は?鼓膜はどれくらいで治る?

1歳の赤ちゃんが中耳炎になり、その治療として鼓膜切開をしました。

受ける前まで、中耳炎になると鼓膜切開するのは普通のことなの?

鼓膜切開後はどうなるの?など不安でいっぱいでした。

耳鼻科で、治るまでの日常の過ごし方やお風呂のことなど指導を受けました。

その時の体験談をまとめます。

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Contents

中耳炎になった赤ちゃん 鼓膜切開を受けた時の体験談

小児科で進められて耳鼻科に行き、鼻水を吸引してもらったあと、耳を診てもらった我が子。

まだ1歳ですし、日常生活で痛みを訴えることもありませんでした。

左耳はもう膿がたまっている。右耳は膿がたまりつつあるとのこと。

診察後、その流れで鼓膜切開も受けることになりました。

 

先生が長くて先端が針のように細くなっている道具を見せてくれて、

「鼓膜に小さい穴を開け、膿を吸い出します、すぐ終わります。」

と説明がありました。

 

切開するというので、刀のようなもので切れ目を入れるのをイメージをしていたのですが、小さい傷で済みそうです。

でも、鼓膜を刺すのですから、動いたら大変です。

赤ちゃんを膝に抱っこして診察台に座っていたところを、赤ちゃんの腕が動かないようにキツく抱きしめるように言われました。

さらに足と頭を周りの看護師さんがさらに抑え、絶対に動かないようにします。

その不穏な空気から、ぎゃん泣きして体をよじらせる赤ちゃん。

 

まず左耳の鼓膜を突き刺し、吸引。本当にあっという間に終わりました。

次に右も、さらにあっという間。

 

赤ちゃんは痛かったとは思うのですが、痛み以上に取り囲まれた恐怖で泣いている感じでした。

「痛みは15分ほどで治まります、血が垂れてくることもありますが中までぐりぐり拭かないでね」

と説明がありました。

 

鼓膜を切開しない選択肢があったのか、どの程度だと鼓膜切開で治療をすると判断するかについて質問したのですが、

中耳炎は自然治癒することもあるのだとか。

ただ、膿を出してしまったほうが早く治るとのことでした。

鼓膜切開するかどうかの判断は、膿の溜まっている量で様子をみることもあるそうです。

 

もともと、インフルエンザの予防接種を受けさせたくて診察したと伝えたため、

耳を早く治して、流行に差し掛かる前にインフルエンザの予防接種を受けたほうがいいだろうという先生の判断でした。

 

 

鼓膜切開後の注意点について指導を受け、薬の処方箋をもらって、帰宅しました。

結局、赤ちゃんはすぐ泣き止み、血も耳だれも出ることはありませんでした。

中耳炎になった赤ちゃん 鼓膜切開後はどう過ごす?お風呂は?

「鼓膜に小さな穴を開けました」という説明の一文と、鼓膜切開後の注意点が書いてある紙を受け取り、簡単に説明を受けました。

注意点は次の通りです。

・血やみみだれが出てきても、穴の付近を吹くだけにして、中までぐりぐり拭いたり、
綿棒を使わないでください。

・耳掃除はしてはいけません。

・血の量が多いときは、すぐに受診してください。

・熱がなければ、お風呂やシャワーを浴びても大丈夫です。
ただし、なるべく耳にお湯が入らないように注意してください。
もし入っても、綿棒を入れたりしないでください。
穴の周りを拭く程度にしてください。

・熱があるときは、入浴しないでください。

・3~4日後、もう一度受診してください。

 

 

1歳の赤ちゃんなので、耳に水が入らないようにするのが難しいかなと思い、鼓膜切開を受けた当日と翌日は頭を洗わないことにしました。

我が子は髪の毛がまだ薄かったので、濡れたタオルで拭きました。

体は普通にシャワーを浴びさせて、湯船には入らないようにしました。

 

3日目は浅く湯を張ったお風呂に短時間入らせました。

石鹸をつけて、シャワーで頭も洗いました。

お風呂は上の子と一緒に入れたのですが、テンションが上がってばしゃばしゃしぶきをあげたり、シャワーがかかったりして、顔が濡れていましたが、うまく耳には入らないで済んだ感じでした。

お湯に頭を付けるとか、シャワーを長い時間浴びない限り、耳には意外と入らないものだなと思いました。

 

その他には、特に注意した点はありませんでした。

たまに耳に指を入れるような仕草をしていることもありましたが、

熱も出ず、機嫌が悪くなることもなく、添い乳で耳を下にして寝かすのも特にやめませんでした。

とにかく、次の診察までに、抗生物質をきちんと飲み続けることと、
特に指示はなかったのですが鼻吸い器で鼻水をたまに吸い取りました。


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中耳炎になった赤ちゃん どれくらいで治る?期間は?

鼓膜切開後4日目に、再度耳鼻科を受診しました。

膿は見当たらず、鼓膜に開けた穴も閉じてかさぶたになっているとの診断でした。

鼻水も劇的に少なくなりました。

 

抗生物質と風邪薬を飲んでいたのですが、弱い抗生物質に切り替えになりました。

再度4日後に診察を受けてくださいとのこと。

そこで何事もなければ完治ということだそうです。

 

診察と切開を受けてから、1週間くらいかかったことになります。

様子を見たり、膿を出さないで自然治癒だともっとかかるのだと予想されます。

まとめ

鼓膜切開と聞いて、まだ1歳の赤ちゃんにそんなこと怖いと思ったのですが、

先生が、鼓膜切開について説明をきちんとしてくれたので、安心して処置を受けられました。

切開したことで早く治ったので本人にとっても苦しみから早く解放されて、

結果として良かったです。

ただ、痛みは本人にしかわからないので、今後はこうならないように、赤ちゃんの耳の違和感についてよく観察していきたいと思います。

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