切り傷が治るまでの記録 縫合から抜糸、全治までどのくらいかかった?

IMG_3480
切り傷を負ったあと、どのくらいで治るのかの実録です。

切り傷の止血方法!処置は病院の何科で?深い切り傷の処置の体験談

左手人差し指関節を指の幅と同じくらいばっさり、カミソリで切ってしまいました。
病院で受診、医師に見せるや否や、私が感じるよりも深い傷らしく「神経大丈夫かな・・・」と
傷より上の指先を先生が触って、感覚があるか確認されました。
それで「この切り傷は結構深いんだ」と嫌でも自覚させられました。

縫合~抜糸の季節は寒く、それから数ヶ月が経ちました。
現在は全治と言えるのでしょうが、縫う処置をした箇所の気になることもお伝えします。

スポンサーリンク

Contents

切り傷が治るまでの記録体験記

切り傷で病院受診 縫合から抜糸までの毎日

1日目

IMG_3480
指の根元に麻酔注射をし、大げさではなく1.5倍くらいに指が太くなる。
「今日は大げさに巻いておくね」と、指はフランクフルト状態だった。

帰宅して数時間経っても縫った辺りが、ずっと腫れぼったい感じがする。
麻酔が切れるにつれ、ジンジンと痛い。
授乳しているので、痛み止めや抗生剤を断ったが、麻酔が切れても我慢できないほどの痛みではなかった。

2日目

別の病院に転院、フランクフルトの包帯を剥がして、縫合状態を診察してもらう。
まだ麻酔の余韻なのか、傷が腫れているのか、指が太目のままだった。

「綺麗に処置してあるね!」と言われ一安心。痛いけど。
包帯をはがした時に、ちょっと傷とくっついていたのでそれでまた血が出る。
初日にあんなに流血していたのに、1日で止まるし、傷もくっついている感じはする。
動かしたら開きそうではあるが・・・
2日目だからか、病院がちがうからか、少し細いフランクフルト状態で帰宅。

自分から少し離れたところにあるものを体を伸ばして取ろうとすると、指まで筋肉を使うらしく、傷口が引きつれるような感覚があり、それが意外に痛い。
子供を抱っこするのも痛い。指先に力を入れていないつもりでも、縫い目に響く。

3日目

3日目
上記病院で2回目の診察。包帯をはがしたら今回はくっついておらず、血は出ていないものの、消毒の液で湿った綿球を充てられると痛い。押し付けられるのもあるが、傷からしみる痛みもある。指の太さはだいぶ通常に戻った気がした。

この日から、ちょっと余裕ができて、写真を撮れた。
病院で、縫合の経過観察で先生が診察する前後しかこの傷口を見ることができない。
「写真とっていいですか?」と一応聞いたら、「そういう人多いよ(笑)」と言われる。
こんなに小さな面を4針も縫うなんて、私には希少経験だったので、せっかくなので撮る。次の機会には恵まれたくないが・・・

子供が突撃してきたり、手に何かが当たると痛い。でもそれ以外は慣れてきたか、学習して痛い動作をしないせいか、痛みを感じる場面が減ってきた。

4日目

4日目
消毒の湿った綿球を押し充てられても痛くない。手を下にしても大丈夫。
包帯も少なめになり、フランクフルト状態ではなくなった。
ネットを被せるので、指を怪我した人としては認識されるが。

指の角度を少し斜めからみたときの、関節部分のヨリのようなものが「このままになったらどうしよう」と不安になる。写真でいうと向かって右側の部分。指のラインから、ちょっとお山になっている・・・。
切り傷を負った原因が、自分の不注意で馬鹿すぎると思っている遠慮もあって、先生に聞けず。縫った医師じゃないのもあって。今思えば、縫った人じゃないからこそ聞けたのかも。

5日目

5日目

指をまっすぐにしたり、関節のところで通常通り曲げたりしても痛くない。
経過が良好とのことで、次の消毒は土日をまたいで月曜で良いといわれた。初めて診察が数日空くことに。
数日の間に、これまでどおり包帯を濡らさないこと、汗をなるべくかかないように気をつけることを念を押される。もし心配なことが起きたら、明日もまた受診するようにとのこと。
そして、これからは少し曲げた状態を意識するようにとのこと。手の通常の状態は真っ直ぐでいることはないのと、指の関節は曲げて使うことが多いからだそう。

6日目、7日目(土・日)

昨日、指をまっすぐよりは曲げたりしたほうがいいといわれたので、無理のない範囲で曲げてみる。こわごわやったが全然痛くない。包帯があるのでぐーのようには曲げられないが。水にぬらさないようとにかく気をつける。

8日目

8日目8日目横
3日ぶりの消毒。あれ?ちょっと痛かった。傷口はふさがってるけど、縫合の糸がでているところからしみた感じ。それでも結果は良好。
消毒の綿を当てている部分がかなりカサカサに乾燥している。水を触っていないからか、消毒の効果なのか。

傷口を横から見ると、思ったより太い!縫ってるから?まだちょっとは腫れてるんだよね?
この時はちょっと心配になったが、包帯巻かれて帰宅すると、すぐに忘れた。

でも次は10日目に当たる二日後に来てと言われた。抜糸するとのこと!

9日目

受診なし。


スポンサーリンク

10日目

10日目
ついに抜糸。糸を抜くために、塗ってある糸を引っ張って指との隙間をつくってハサミを入れ込み、パチン、とする。糸を引っ張られると痛い!
切った糸を指から毛を抜くように引っ張るとするっと簡単に抜けたが、糸が抜けた穴から出血。それを最後に消毒液の綿で押し当て拭く。しみて痛い・・・

抜糸後のまきまき
血が出ているので、包帯しますね、と軽く包帯をされる。
帰宅したらこのガーゼなどとっていいと言われた。ただし傷口をこすったり、濡らしたあとそのままでいたりしないようにとのこと。絆創膏を貼ったままお風呂に入り、つけたままにしていると、汚い水がずっと付着していることになるのでやめたほうがいいそう。
気になったけど、お風呂上がりまで今までのように水に付けないように気をつけて入浴し、その後ガーゼを剥がした。

ガーゼを剥がした頃はこんな感じ。
抜糸直後
ガーゼを剥がしたところは今までテープなどで巻かれていたせいか、細くなっている気がする。糸を抜いた穴の出血も止まっていた。縫った周辺が皮膚がかさかさでちょっと痒い。そして固くなっている。もっと傷が治ったら元通りの皮膚感にもどるのだろうか?

14日目 抜糸から4日

抜糸4日後
水が染みることもなく、綺麗になってきた!
傷口が開く想像しかできなくて、思うようには使えないが、お風呂に入ったりは問題なくできた!

切り傷を縫う処置から全治まで。どのくらいで治るか?

1日目に縫合してくれた先生は「関節部分はよく動くので縫わないと傷がなかなかふさがらないよ」と言ったので、それはそれで怖いと思って、縫う選択をしました。
旅先だったので、その病院には次の日は来れないと思い、あまり詳しく聞かないまま、転院のための紹介状だけもらって、その日は帰宅しました。

そして2日目に縫合した部分を見てもらった際に、先生は、傷を見て即「10日で抜糸だね!」と言いました。「何もなければね!」とも。
先生の言うとおりに病院に通い続け、10日間病院に通うかと思いましたが傷が良好なら間も少し空き、結果として通院したのは連続通院で5日間、通った日数は7日間で、10日目に抜糸できました。
抜糸したあとの糸を引き抜いた傷も数日で消えました。

全治までどのくらいかかるか?というところは、はっきり言いづらいです。
傷がふさがっても、内部の痛みが完全になくなったと言えるまで時間がかかったからです。

私の場合でいうと、まず表面的な傷が塞がったと感じられたのは、傷のかさぶたもとれた3週間前後というところでしょうか。
その後、関節が元のように使えない期間が長かったです。
痛くて指を曲げきれなくて、ぐーの形をしても、人差し指だけ曲がりが浅くなり、浮いた感じになります。
関節のちょうどのところを塗ったので、違和感があって関節に何かを挟んでいるような感じと、そこに力がかかると痛いのです。

でも、それも徐々に軽減されていきました。
リハビリも大事かもと思い、気がついたときにふと曲げたり、無理のない範囲で力を入れてみたりして様子を見ました。

ゆびたてふせのような手にして力を入れる練習をしてみたり・・・左手を意識して使ったことがなかったので、左手のちからの入れ具合なんてこんなものかも、と思ったりもしますが、
意識して使うようにしてみました。

そうしているうちに、半年以上経った現在では、だいぶ違和感なく、普通に左手も使えていることに気づきました。
関節のシワが、縫った傷の方になってしまっていますが、それ以外の後遺症は特にない感じです。

結論としては、切り傷を縫うと全治までどのくらいかは、傷がふさがり、ある程度違和感なく日常が送れるようになるまでは2ヶ月ほど。遅れるようになるまで、半年強でした。あくまで私の場合です。
力を入れたり、指を反対側にそらせたりできたのはそれからまた2か月ほどでしょうか。
半年以上経った現在、やっと9割9分は元通りかな、というところで、完治といってもいいかなと思えてきました。

もちろん、抜糸が終わって、水で傷部分が濡れても大丈夫になれば、日常生活的にはそんなに困ることはありませんでした。

最後に

切った直後は痛くなかったのに、縫い合わせた後のほうが、麻酔の注射の針のあとだったり、腫れだったりでとても痛かったのを覚えています。
医師は「あ~・・・これは縫わなきゃだめだね」と即言ったので、「私に選択肢はないんですか?」と聞きました。
子供のころ、縫うのがいやだと駄々をこねて回避したことがあったのです。
関節部分なので、動くとなかなか治らないからと説得されると、私は言うとおりにしたほうがいいと納得できました。

その通りにしたからこそ、傷は10日で水がかかっても平気な状態にまで回復しました。
傷口部分はしっかり消毒をして、動かさない、触らない、ぬらさない(清潔に)ということが肝心だと実感しました。

私自身、こうして書いてみるとさらっと治療の日々が過ぎた感じがしますが、当時は大変でした。
今現在、傷を負ってしまった方は、早く治りますようにお祈りいたします。

スポンサーリンク