妊娠中だからと、風邪をひいても、薬を飲みたくないし、飲めないし・・・と我慢していると
どんどんひどくなったりするもの。
鼻水、だるさくらいだったら我慢できるのですが、咳がひどいと辛いものです。
筆者も、こらえて耐えて妊婦なのに風邪っぴきを経験した一人です。
二人目の時などは、妊娠初期と後期に風邪をひきました。
咳がひどすぎて、会社では随分迷惑をかけたと思います。
吐き戻してしまうほど激しい咳をするたび、
気管支炎なんじゃないか、
お腹の赤ちゃんは咳のたびに苦しいのではないか、
流産・早産してしまわないかと心配で仕方ありませんでした。
あまりに激しい咳で眠れない日が続き、咳込みのうるささで家族も起きてしまうほどでしたが、
病院に行き、薬を処方され、服用して治しました。
その後、無事に、元気な赤ちゃんを出産しました。
妊娠中の風邪でつらいあなたに、病院へ行くこと、薬も大丈夫であることをアドバイスしたいと思います。
Contents
妊娠中の風邪 咳がひどくても赤ちゃんに影響はない
咳をするたび、そしてひどいほどお腹に力がはいりますよね。
その度に、子宮は大丈夫か心配になりました。
ぎゅーっと縮んで、出血などするのではないかと。
でもそんなことはありませんでした。
妊娠初期は4週に一度、後期は2週に一度の健診の度に、風邪が咳がと相談していましたが、
腹圧がかかることは問題ではないが、妊婦はただでさえ体力がないのに、体力を奪ってしま
うことのほうが心配されました。
母体の健康ありきの赤ちゃんなのですね。
咳等の風邪の症状を鎮めることが先決です。
風邪のウイルスは胎盤を通るわけではないので、胎児が風邪をひくことはありません。
また、薬を飲んでも、100%赤ちゃんだけに薬が移行するわけではありません。
もし移行しても、胎盤と通るのはほんの0.数パーセントです。
それでも心配になってしまうとは思うのですが、妊娠が分かるか分からないかのころ、
薬を飲んでしまっても仕方ないの無いことですし、
妊娠中とはっきりしていても、風邪薬くらいなら強い作用はないし、
胎盤を通ったとしてもほんの微量ということになりますから、
影響を心配するほどではないでしょう。
それより、お母さんの体力、体が心配ということですので、
風邪は早く治す、症状を和らげて体力の消耗を防ぐことの方が大切です。
妊娠中の風邪に葛根湯は大丈夫?
葛根湯は、妊娠中の体力回復にも良いというものがあります。
ビンにはいった液状のものです。
錠剤だと、妊娠中は避けると書いてある場合があります。
どちらも、説明をよく読んでから服用しましょう。
薬剤師さんとお話をするとより安心できるかと思います。
葛根湯は内科に行った時にも良いと言われたのもあって、
経験上、風邪のひきはじめに飲みました。
が、どんどんひどくなって、夜中は咳き込んで眠れないほどでした。
妊娠初期だったのもあり、薬も病院にも行くことが考えられず、最初はこらえにこらえました。
後期の時は、咳がひどくて体勢を変えたくてもお腹が重くて思うように寝返りも打てないし、
睡眠不足になるし、悪循環すぎて辛かったです。
インフルエンザが流行り始めで病院で移されるのが怖いなどのときや、
どうしても病院に行けない時、健診のタイミングまで待っているときなど、
ひきはじめの葛根湯は体力回復にも一役買ってくれるかもしれません。
乳腺炎の時も葛根湯液が有効だったりします。
ただし、葛根湯もメーカーによっては注意点が違うので、
説明の部分をよく読んで服用の判断をしてくださいね。
妊娠中の風邪は病院に行くのが一番!
妊娠4ヶ月に差し掛かる頃、妊娠カレンダーを確認して、少しでも薬の影響が和らぎそうな
時になったら、内科、耳鼻科に行きました。
産婦人科で健診のタイミングがもう少し先だったので、
内科と耳鼻科にしたのです。
産婦人科では、漢方の「ツムラ麦門冬痛(ばくもんとうつう)」が処方されました。
それで治らず、健診もまだ先なので、次に近所の内科に行きました。
そこでは「ツムラ麻黄湯(まおうとう)」「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」が出されました。
耳鼻科にも行きました。妊娠している事を告げると、妊娠中でも大丈夫な薬等を説明してい
ただき、処置もしてもらいました。
耳鼻科の先生のお薬は漢方ではなかったので初期は飲み薬はだされませんでしたが、
後期になったら、天然素材のうがい薬と、小児科で子供に処方されている薬を選択して処方
してくださいました。(カルボシステイン、カロナールなど)
赤ちゃんにも使う薬であれば、安心して服用できると思いました。
胎児の現状によっても違ったりするので、お医者様と相談してくださいね。
その後、徐々に良くなっていき、出産が近づいた頃には完治しました。
あのひどい咳では分娩台の上でただでさえ苦しいのに、
へんなタイミングでいきんじゃったりしてたかもしれないと思うと、ぞっとします。
早ければ早いほど治療の効果が出やすいと思うので、できるだけ病院に相談しましょうね。
そして、たくさん寝てください!寝るのが一番の薬です。
まとめ
妊婦だからといって薬はダメだと諦めずに、とにかく相談してください。
そして、自分が納得できる治療方針、薬だとおもったら早めに治療しましょう。
薬の影響も、奇形児になる恐れがあったり、流産早産の引き金になるなど、
本当に危険な薬なら少量でも処方されませんから、心配しすぎることはないと思います。
何より母体が大事です。
万全な体調で、お産に臨んでくださいね。