赤ちゃんの喉に歯ブラシが刺さって出血病院での診察は？

歯ブラシが好きになりはじめた１歳幼児・・・
仕上げ磨きをしても歯ブラシを持ちたがり、勝手に取ってしまいました。

くわえたところで転倒。
歯ブラシはポロっと落ちたのですが、子供が顔をあげると口からちょっと血がたれ、鼻血も出てしまいました。

その時間は夜。お風呂も終わって２１時半をまわった頃。
救急ダイヤルに相談し、救急車を呼ぶように勧められ、病院へ向かった体験談です。

結果無事だったからこの報告が書けています。
親としてはどれだけ注意をしていても、事故は起こり得るものでしょう。
同じようにたった今、事故が起きてしまって病院に行くかどうか迷っている親御さんへ、
勇気を持って救急車や救急ダイヤルに連絡して欲しいです。

赤ちゃんの喉に歯ブラシが刺さって出血？！病院での診察の結果・・・

転ぶところを目の前で見ていたので、転んだ直後抱き上げ、口から血が溢れるのでティッシュで押さえました。
だらだらではなく、タラーという感じ。
鼻の方も１回拭いて済みました。

直後はギャン泣きしましたが、次第に落ちついてきました。

いつもは泣くとおっぱいを探す仕草をするのですが、それをしませんでした。
それが気になりましたが、そのあとの様子はケロッとしています。

もう眠い時間なので母親が離れると泣き、ぎゃーっと口を開けたところで中を覗いてみても傷など血の出処が見えません。

歯ブラシを見ると、毛の先端に、血と鼻水のようなものがついていて、
喉の奥からは鼻に入ったのかなと思いました。
ブラシのほんのちょっとの先端の部分だけだったけど、脳や喉の大事なところを突いていたらどうしよう・・・と不安になりました。

救急ダイヤルの「＃７１１９」に電話をし、救急相談の「２」を選択しました。

・何歳か
・男か女か
・電話をかけているのは誰？母親？
・何が起こったか
・何時何分に起こったことか
・意識はあるか
・顔色が悪くないか
・母親と目が合うか
・出血は止まっているか
・直後に呼吸が一瞬止まったり、意識がなかったり、ぐったりしたか

このような質問に答えたのですが、直後「すぐ救急で診てもらって」とのこと。
夜間救急外来で「耳鼻科」で見てもらったことがある病院が近くに有るか聞かれたのですがないと回答すると、
「救急車呼んでもいいんですよ！」とおっしゃったので、従うことにしました。
救急ダイヤルの方も、夜間救急でやっている耳鼻咽喉科を探してくださっていたのですが、
なかなかないとのことで、時間も過ぎてきてしまって、救急車でもう向かったほうが良いとの判断でした。

日中、耳鼻咽喉科が空いていれば、そちらに行くのが良いようです。

赤ちゃんが喉の奥に歯ブラシが刺さって、泣きやんだあと、
元気そうに見えても、傷がどこにあるかわからないし、本当に喉を突いていたら徐々に悪くなっていくので傷がどうなっているのか早急に見てもらったほうが良いとのことでした。
救急車、救急センターの医師によると、
出血が止まらず奥で流れて窒息したり、
傷の部分が腫れてきて気道を塞いで窒息したり、
脳に損傷を起こしていたら手遅れになるなど、いろいろな可能性があり大変危険だそうです。

他に、夜だったので１歳幼児は眠りかけています。
これが意識障害なのか判断が怖いところですが、
意識障害だとすると、全く動かなかったり、呼吸も止まったりということなので
注意してみていてください、と救急車の中で呼びかけられました。

病院について、診察になったら子供が起き、わーんと泣きました。
ライトを当てて口の奥を見てもらうと、喉ではなく、口の中で傷がはっきり見えるとのこと。
先生の表情がほっとしたものに変わり、私もほっとしました。
口内のイラストに、傷の場所を書いて説明してくださいました。

口の中なので治りは早く、１～２日くらい、しみるものは食べないほうが良いかも、とのことでした。
診察は終わりで、４５００円弱、お会計をして、０時をまわった頃帰宅しました。
(※上記は2割負担の金額です。筆者はたまたま区域外の病院でしたのでお金を払いましたが、後日還付を受けられます。子供の医療費が無料の自治体であれば基本的に負担はありません)

事故が起こった直後から泣き止み元気そうにする姿をみるまでの３０分ほど、
朝まで様子を見ようか、夜間救急に車で連れて行こうか迷ったのですが、
救急ダイヤルにご相談して背中を押してもらえました。

我が子の場合は結果としてたまたま大丈夫だったのでこうして体験談を語れます。
もし様子を見ていたら、一晩中寝ないで様子を見ていたでしょう。
それで手遅れだったら後悔しか残らないと思います。

救急車の中でも、救急の医師も、
万が一の時に処置が遅いと、喉に刺さっていたら命に関わるので、と
決して大げさではなかったようで、とても親切に、丁寧に診察・説明をしてくださいました。
救急車や病院のスタッフの方々に感謝しかありません。