運転席の父は言いました。
「トンネルの数、数えて!」
それ、私たち姉妹が子供のころにも言われたなあ、と思いながら、
上の子の顔を見ると、わかった!とやる気満々です。
・・・ところが、まだ最近数を数え始めたばかりのため、目の前にずらっと並んでいるものを数えられればいい方で、
つぎつぎに通過するトンネルを一つずつ数えていくというのはまたこれからの伸びしろなのだな、と実感させられました。
そして、数を数えるのは私の役目になりました。とほほ・・・
思えば、私も子供のころ言われてもトンネルの数を数えたことはなく、
おそらく途中で眠ってしまったのもあり、全然数を数えきれていなかったのです。
そこで、大人になった今回、助手席に乗せてもらうのも珍しいし、数えてみることにしました。
本当に眠ることができなくなりました(笑)
いくつだか忘れないように、メモ帳に○を書いていきました。
こうすればあとで、上の子も数えられるかなと思ったのです。
車は揺れますし、○も不恰好になります。
そして、結果・・・トンネルは20弱ありました。
11まで数えられるかどうかの上の子の現在のスキルでは、無理でした。
岩手までは父の自宅から約400kmあります。
例えば、単純計算で自足100kmで行けば、4時間で着く距離です。
結論から言うと、岩手についたのは8時間後でした。
サービスリアが来るたびに寄っていたので、それぞれで時間がかかったのです。
でも0歳児がいるし、休憩をこまめに入れないと子供たちはつらいでしょうから、これで良かった思います。
おそらく、8か所くらい、サービスエリアやパーキングエリアに寄ったと思います。
サービスエリアでは特産品とか、名物が私を誘います。
上の子は、アイスを食べるといって楽しそうでした。
普段はあまりあげたくないと思ったりもしますが、車の旅で、チャイルドシートで自由に動けない中、
私の墓参りに付き合ってもらっていると思うと、
私の子供のころの車での長旅のあの経験から、まあいいか・・・と買って与えました。
岩手についても、まだまだ、父が寄るのを楽しみにしていて、定番の道の駅にも寄りました。
初日は、その後旅館へ直行しました。
【夏の旅行の思い出 5へ続く】