離乳食期の赤ちゃんが風邪をひくと、一時的に食欲が落ちることがあります。
全く拒否の赤ちゃんも!
母乳やミルクは口にしてくれても、食事を食べてくれないと、
栄養不足にならないか、風邪が長引かないか、心配になってしまいますよね。
でも大丈夫です、そんなに心配いりません。
離乳食を食べない時にどう考えると良いか、どんな離乳食にしたらいいかの判断基準など
お医者様方のお話に筆者の経験を交えてお伝えしていきます。
Contents
離乳食 風邪をひいて食べない・・・
風邪を引いたら、大人でも食欲がなくなったりしますよね。
赤ちゃんも同じです。
風邪をひいてない赤ちゃんでも、食べてくれないことがありますね。
食べたくないなら、無理に食べさせることはないのです!
食べたくなったら、食べるようになりますから。これも大人と同じ。
お医者様と薬剤師さんのお話では、風邪薬を飲ませる時も、
食事をとっていなくても時間になったら飲ませていいし、
食事が食べられる時でも、お腹いっぱいになると飲めなくなるから、
食事の前にお薬を飲ませていいとのことでした。
ただ、水分が取れているかというところに十分注意しましょう。
母乳、ミルク、飲めれば麦茶やお水など、とにかく水分が取れていればOKです。
赤ちゃんは寒い時期でも汗がすごいですし、熱があればなおさら発汗で水分が足りなくなります。
脱水症状だけ気をつければ、離乳食は無理に進めなくていいのです。
ポカリスエットの赤ちゃん用などを飲ませてもいいのですが、
甘い飲料を飲ませたら、その後くせになって甘いものしか飲まなくなった、という
例もありますので、ご注意を。
飲ませる時は水で薄めることをおすすめします。
または、経口補水液(オーエスワン(OS-1)など)がそのまま飲めておすすめです。
離乳食を戻す 風邪で下痢の場合
離乳食は段階によって、形を残したものになっていくと思いますが、
風邪で胃腸が弱っていると考えられるとき、
特に下痢などの症状があるときは、離乳食を一段階戻してね、とお医者様に言われました。
病気で弱っているとき、水分とか、おかゆとかうどんとか、消化にいいものを食べたいのは、大人も一緒ですね。
また、下痢の症状に合わせるのもひとつの目安になります。
どろどろしているうんちだったら、離乳食もどろどろのものを。
水っぽいうんちだったら、水分中心にとること。
また、食べたそうだったら、無理に上記のように決めなくても、
本人が食べやすそうなもの、食が進みそうなもので、油っこくないものを
選択して与えてあげてください。
離乳食の目安で、これは助産師さんに教わったのですが、
「大人がダイエットするときに食べないもの以外で」
食事内容を考えてあげて、とのこと。
揚げ物とか、油を多く使った炒め物、脂身の多い肉、脂の乗った魚など
カロリーが高そうなものを避け、あっさりしたメニューにしましょう。
自分がお腹が痛いときの食事を思い浮かべれば良さそうですね。
風邪なら離乳食をお休みしてもいい?
離乳食の進みが心配になるところですが、風邪など体調が悪くて食べてくれない時に、
無理に離乳食を進めることはないでしょう。
食べてくれないのに食べさせようとしたところで、赤ちゃんも嫌がるし、上げる方も疲れてしまいます。
そもそも、風邪じゃなくても離乳食が進まない赤ちゃんもいます。
お母さんが疲れちゃいますよね。
お医者様も、薬剤師さんも助産師さんも、皆さん同じように、
「水分はとれてますか?それなら大丈夫です」と言っていました。
栄養のこともあまり心配ありません。大人だってちょっと食べなくてもそれだけで倒れたりもしませんから、感覚は同じです。
著者の経験としては、離乳食も一応は用意しますが、一口でも食べてくれれば
「食べた」と思って、そのあと進まなければ終わりにしちゃいます。
離乳食は、風邪だからお休み・・・というかペースを落とすけど0にしなくてもいいのかなと思います。
数日間くらい、0にしても大丈夫だとも思いますが、
せっかく続けてきたのなら、中断しないほうがいいのかなという考えです。
とりあえずおかゆ1口だけでもチャレンジして、食べなくてもダメもとであげてみる。
無理そうならさくっと諦めて水分とればいいやと気持ちを切り替える。
お母さんのストレスや心配がたまらないように、そこのところは調整すればいいのかなと思います。
まとめ
風邪の時の離乳食のまとめとしては、次の3つです。
●水分が取れているかどうかが重要
●離乳食は食べたくなさそうなら食べなくてもいい
●食べられそうなら食べやすそうなものを選ぶ
水分が足りているかどうかは、おむつのおしっこがオレンジに見えるくらい濃いとか、
一日の回数が極端に少ないとかが目安になります。
心配なことがほかになければ、離乳食はあまり考えすぎず、
特に風邪のときはゆる~くやっていくことがコツでしょうか。
お母さんの笑顔が何よりの治療薬とも言います。
基準がわかると不安も少しは解消されるのではないでしょうか。
早く赤ちゃんの風邪が治りますように^^