赤ちゃんのパスポート写真を背景なしで取る方法 スタジオでは?規定は?

パスポート申請の写真は、パスポートに貼られるもので、規格が決まっています。
背景がちょっとでも写っていると、書類が却下され、写真を取り直すように言われてしまうの、知っていましたか?

まだ立てず、言葉の話せない赤ちゃんのパスポート申請で、一番大変なのはこの写真です。
書類記入等は親が変われますが、本人の写真だけは変わってあげられません。
まだ指示通りじっとしていられないので、大人のようにさっと取ることもできません。

背景が写らないように、どうやって撮影するのか?
スタジオではどこまでやってくれる?
写ってはいけないものや表情など規定はどうなっているの?

筆者が実際に、1歳の子のパスポートを申請した時の体験談からお話します。

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Contents

赤ちゃんのパスポート写真 背景が写らない撮影方法は?

パスポートの写真は、背景が写ってはいけません。
模様はもちろん、背景は薄い色で、影が写っていても×です。
赤ちゃんももちろん一緒で、親が抱っこして写れたら楽チンなのですが、親も背景とみなされます。

背景が写らないように、かつ、赤ちゃんを被写体として固定・安定させなければなりません。

そこで、「背景無しの赤ちゃんの写真」をとる方法を4つご紹介します。

(1)背景に柄のない場所に立ち、赤ちゃんを横から差し出すように持ち上げ、空中に浮かせる

(2)背景に柄のない場所に背もたれのない椅子を用意し、親が低い位置で支える

(3)親がシーツなどの柄なしの薄い色の布を被り、赤ちゃんをだっこして撮影する

(4)布団などに柄のない薄い色の布やシーツを敷き、寝かせて上から撮影する


筆者はスタジオで撮影してもらったのですが、(1)の方法で撮影しました。

日頃から抱っこはしていますが、腕を伸ばした状態で赤ちゃんを抱っこしているのはかなり筋力が要りましたので、お父さんにやってもらったほうがいいかもしれません。

ただし、赤ちゃんが気分が乗らなかったり、体が密着した抱っこでないと嫌がってなかなかカメラの方を向いてくれなかったりします。

おすわりができる月齢だったら、(2)のほうが体力の消耗を防げます。

(3)、(4)は、自宅で撮影するときに使える方法です。

背景が写らないように、柄なし、白色の壁やシーツなどがあれば、自宅でも撮影できます。
万が一何か写ったものしか取れなくても、パソコンで加工したり、ネット上で画像データの修正をしてくれる業者に加工を依頼することもできますね。

筆者は、自分で撮影したり加工するなどが全く思い浮かばず、写真屋さんに頼んで、出来上がったものをそのまま申請のときに持っていきました。

2枚持っていき、どちらがいいでしょうか?使えますか?と窓口の方に伺ったところ、1枚は顔の向きが斜め、もう一枚はほんのちょっと写真の角のところに私の洋服が写ってしまっていました。

後者は「背景が写っているから」と返され、前者は問題なし!とのことで、無事申請ができました。
その写真が、後日受け取ったパスポートに貼られていました。

念のため2枚持って行って良かったです。
本当にちょっとでも写っていると使えないということが分かって良かったです。

赤ちゃんのパスポート写真 スタジオでとる場合には?

写真スタジオだったら、赤ちゃんの証明写真も慣れていてお手の物なのかなと全て任せるつもりで依頼しました。

そしたら、証明書写真の大まかな事やパスポート申請用のサイズや枚数などのことは知っていましたが、赤ちゃんの写真をパスポート用にさくっとスムーズに撮影する、ということに関してはそれほどではありませんでした。

白い背景とカメラに挟まれた不思議な空間で、赤ちゃんは泣き出してしまい、カメラ目線どころか、カメラの方を向くことすらしてくれません。

私は自分が写らないよう、懸命に腕を伸ばして赤ちゃんを宙に浮かせましたが、泣きながらすがるように視線を送ってくるので、横を向いてしまいます。

何度か休憩を挟みつつ、やっと何枚か選べる写真ができてきました。

写真スタジオでとるメリットは、
・背景が白い
・写真が綺麗な事
・親がふたりがかりで赤ちゃんを何とかしている間にお店の方に撮ってもらえる
・証明写真の規格をある程度把握したうえで撮影してくれる
・写真のデータをもらえて、パスポート申請用のサイズに写真をプリント・切り取りしてくれる
・たくさんとった中から顔の角度や表情を選べる

デメリットは、
・料金がそれなりにかかる
・赤ちゃんの撮影のための特別なノウハウがあるとは限らない
・雰囲気が気に入らない赤ちゃんがぐずってしまうと時間がかかってしまう

背景が写らないという目的では一番いいかもしれません。
当時、赤ちゃんはお座りできた月齢だったはずですが、前述の(2)の方法は勧められませんでした。お店の方が思い浮かばなかったのでしょうか?

おすわりが出来る月齢ならば、椅子に座らせて支える方法が親の体力的には一番楽です。ただ、横を向いてしまうとか、椅子から降りたくて泣くないたりなどは考えられますから、なかなか撮影ができないのは同じです。

万が一親の服などがちょっと写っても、加工して消してもらえるか交渉してみましょう。


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赤ちゃんのパスポート写真 規格は?

パスポート規格

・縦4.5cm×横3.5cm
・申請者本人のみが撮影されたもの
・提出の日前6か月以内に撮影されたもの
・縁なしで左記画面の各寸法を満たしたもの(顔の寸法は頭頂(髪を含む)からあごまで)
・無帽で正面を向いたもの
・背景(影を含む)がないか若しくは薄いもの(白髪の方は背景がなるべく濃いものに)

http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/photo/index.html より引用

 

 

赤ちゃんのパスポート用にとった写真がめちゃくちゃ笑顔でも大丈夫だったという方もいらっしゃいます。

大人の場合、あまりに笑顔だと、

「人物を特定しにくいもの」:平常の表情と著しく異なる

として申請には使えません。

赤ちゃんも基本的には同じことが言えます。
微笑むとかニコニコしているくらいだったら、赤ちゃんだと通ることがあるようです。
5年間は持つパスポートなので表情にこだわりたい方は、ちょっとくらい笑顔の写真もいいですよね。
ただし、却下されても大丈夫なように、パターンはいくつかもって申請窓口に行きましょう。

筆者が用意した我が子の写真は、真正面ではない上に、斜め右を見ていて、口があーっと開いています。
赤ちゃんが「だっこして~」とせがむ時のような表情です。
それでも、写真の外枠と、顔の大きさをスタジオで調整してもらって、切り取りまでしてもらったので大丈夫でした。

それでも、私の服がほんのちょっと写っている写真はダメだったので、いかに背景に何もないことが大事かという点がポイントです。

背景の他に、髪飾りがあって頭部の輪郭が隠れていてもダメなので注意しましょう。

まとめ

赤ちゃんの写真はじっとしていない上に他の物が写ったら×なので撮るのが大変ですが、
撮る時の体勢を工夫することと、赤ちゃんの機嫌が一番気を遣うべきところかもしれません。

大人のように真正面を向いた写真になりづらいですが、それがまた赤ちゃんのパスポートの醍醐味となり、思い出にもなりました。

いい証明写真が撮れますように。

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