アレルギー性鼻炎と診断されると症状の程度にもよりますが、つらい場合は薬を飲むことになります。薬といっても処方薬、市販薬もあります。
薬に頼りたくない場合は、そのほかの対策を取らねばなりません。
ここでは、アレルギー性鼻炎の原因や薬、対策について紹介します。

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アレルギー性鼻炎の症状は?その原因は

くしゃみ、鼻水、鼻づまり・・・・。これらは主な鼻のアレルギー症状ですが、咳が止まらない、喉の痛みがある、なども鼻炎が原因として起こります。

微量ではありますが、鼻水は常にのど側に垂れています(後鼻漏)。アレルギー性鼻炎で後鼻漏がひどくなると、垂れた鼻水が喉を荒らし、炎症の原因となるのです。

アレルギー性鼻炎の原因として注目されているのは家庭内のホコリ、いわゆるハウスダストです。なかでも、ダニは高温・多湿を好み、人のフケやアカなどを餌にして1年中どこにでも生息しています。そのため、死骸や糞なども含めてアレルギーの最も多い原因となっています。このほか、ハウスダストには衣類や寝具の繊維、カビ、ペットなどがあります。

アレルギー性鼻炎に効く薬は?市販薬?処方薬どちら?

アレルギー性鼻炎に効く薬は第二世代抗ヒスタミン薬と呼ばれるものです。アレルギー症状や花粉症を抑える効果があります。即効性がある一方で、副作用として眠気が生じる可能性があることが報告されています。市販薬ではエスエス製薬のアレジオン、久光製薬のアレグラが有名です。

アレルギー性鼻炎の処方薬でよく使われているのがタリオンです。こちらは、アレルギー性鼻炎が疑われる場合に病院で血液検査を行い、アレルゲン(原因)を特定した上での服薬になります。

個人差はありますが、市販薬と処方薬で効果は大きくは変わりません。効果が同じであれば薬局、ドラッグストアで買える市販薬でいいと思われそうですが・・・・。抗ヒスタミン薬は市販薬、処方薬ともに薬価が高いのが難点です。
市販薬は10日分でも2,000円程度します。1カ月分ですと6,000円です。処方薬は通院の手間がかかる上、診察料や検査料も必要ですが健康保険による3割負担で済みます。

それではどちらがおトク?ということになりますが、それは服薬の期間にもよります。
症状が出る時期が短ければ(1~2か月)、市販薬で対応したほうが安いですが、数カ月以上の長期服薬が必要であればやはり処方薬に軍配が上がります。


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アレルギー性鼻炎の薬以外での対策は?気軽にできるワザ

自分でできるアレルギー性鼻炎対策(ハウスダスト)をいくつか紹介します。

1.こまめな掃除でホコリをためない
ホコリをためなければ、ダニのすみかや餌もなくなります。

2.まめに窓をあけて、室内の換気
湿度は50~55%程度に保つのが良いでしょう。

3.できれば毎日、寝具は日に干す
ダニの繁殖を防ぐことができます。

4.カーペットとペットには要注意
床はフローリングが理想的です。

5.ストレスを避け、睡眠は十分に
ストレスは症状を悪化させる原因になります。

6.お酒やタバコは控えめに
鼻づまりなどの症状を悪化させるおそれがあります。

まとめ

自分の体質を知り、服薬、生活環境の改善などを行うのがアレルギー性鼻炎の基本対策です。長引く鼻炎、喉のイガイガ感などの症状を疑ったら、まずは病院(耳鼻咽喉科)に行き検査を受けましょう。原因となるハウスダストの中でも、特にダニは5~9月の高温・多湿の時期に活発になるので注意が必要です。

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