母乳が出ないと悩みましたが…混合から完母、桶谷式の体験談

我が家に第二子が生まれてから1年が経とうとしています。

当初、母乳が出なくて悩みましたが混合から完母になりました。

「母乳が足りてないんじゃないの?」

産院の小児科医の先生に言われて、びっくりしました。

1ヶ月検診で赤ちゃんの体重の増えは600gちょっと。

1ヶ月で赤ちゃんは退院時の体重から1000g増えると言われています。

 

第一子では母乳が出ない悩みなんてなく、

二人目も当たり前におっぱいだけ吸わせて1ヶ月過ごしてきました。

ミルクを足しなさいと言われ、ミルクの指導と、母乳の指導とをされて、帰宅しました。

でもその1回の指導だけじゃよくわからなかったのです。

ミルクの量がわからない。ミルクを足しすぎると母乳が止まるの?

この日から、母乳が出ないと悩み、深い闇の中をさまようことになりました。

体験談をまとめます。

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Contents

母乳が出ないと悩みましたが・・・

赤ちゃんが泣いたらおっぱいを吸わせ、ずーっと加えているけど好きに吸わせていました。

30分じゃ終わらないことも。1時間かかっちゃったりしていました。

そのほかは、産後1ヶ月の間は、良く寝る子でした。私も思ったより楽だなと思っていました。

 

そして検診でミルクを足すように言われました。

ミルクでもいいやと思っていたのに母乳が出ないなんて悔しくなってきて、

私なりにいろいろな理由で「やっぱり完母にしたい」と思いが強くなってしまいました。

 

行政の保健師or助産師が自宅を訪問する制度があるのですが、

その訪問を利用して自宅でもう一度体重を計ってもらった上で

ミルクを足すべきか相談したらやはり足したほうがいいとのこと。

 

ミルクを足しすぎるとその分母乳を飲まなくなるというので、量がわかりません。

量の調整にかなり悩みました。

ミルクが少なすぎて赤ちゃんの体重が増えなかった時期もあります。

 

 

母乳外来にも行きました。おっぱいのくわえ方が悪いのかと思ったのですが、大丈夫とのこと。

ある小児科では「母乳だけで育てたいなんてあなたのエゴ。ミルク上げないとかわいそう」と言われ、

また違う小児科では「ミルク足してもいいけど、おっぱいを加えさせてからにしてね。刺激でこれからもっと量がふえるかもしれないからね!」
と励まされ。

もう一度、行政の助産師さんとお話しに行ったり、近所の大型スーパーの育児相談コーナーに通ったりと

ありとあらゆるところに相談しました。

 

私があまりに真剣に悩みすぎたので、周りも「もうミルクにしちゃいなよ」と言ってくれたり、

それでも頑張れば完母になるよと励ましてくれたり、混合だよって仲間も見つかったりして、

徐々に気持ちも楽になってきました。

 

正解は1つじゃないし、どれをとっても良かったんだと今は思います。

どん底に悩みながらも、その当時思っていたことは、この悩みは一生続くものではないということ。

離乳食が始まる5~6ヶ月になれば、離乳食分ミルクが不要になるので完母になるのです。

とにかくそれまでは混合で頑張ろう、と気持ちを奮い立たせていました。

「出なくなっちゃったら、完全ミルクにするね」と夫に慰めてもらったりしながら。

 

母乳が足りているかどうかで、体重ばかり気にしていましたが、

この子は身長が高い方だったのです。

身長が伸びていれば、栄養が足りているから成長している証拠です。

本当に母乳が足りないなら、身長も伸びないそうです。

母乳が出ない悩み 混合から完母へ

1ヶ月検診のあと、家庭訪問でミルクの量を相談し、

まずはミルクのパッケージに書いてあるミルクの量を参考に、その半分上げてみることになりました。

1ヶ月の量の半分なので1日400mlくらいです。

それを4回に分けて、おっぱいのあとに上げるという計画です。

体重の増え方次第で、この量から増やしたり減らしたりと調整していけば良いそうです。

 

ミルクをあげる回だけ、なるべく3~4時間あけました。

そのほかで泣いた時はいつでもとにかくおっぱいを吸わせました。

ミルクを1日400mlもあげるなんて母乳が止まらないだろうか心配になり、

1回の量を40~60mlにして、1日4回、240mlにしました。

そうしたら赤ちゃんの体重が増えなくて怖くなり、80~100mlに増やしてあげると

赤ちゃんの体重が1日60g増えたり(目安は18g~30g)してめちゃくちゃでした。

 

その後、桶谷式母乳相談にてアドバイスをうけ、

やはり少なめの40~60mlを1日4回にしようということになりました。

少なめにミルクをあげて、おっぱいをとにかくすってもらうためです。

そして、1週間くらいずつ段階を進め、

まずは4回のうち1回の量を20mlずつ減らして行き、

次に1日の回数を3回に減らしてみる、などとちょっとずつミルクという補助輪を外し、

母乳の量が増えているか感覚で確かめていくという感じです。

 

ミルクをあげてまずは体重を増やしてあげることで、3ヶ月くらいまでには体力もついて

ますますおっぱいを吸う力が強くなれるし、4ヶ月くらいまでは母乳量は増え続けるとのことでした。

 

増え続けた証拠なのか、4ヶ月に入ったころ、乳腺炎になりました。

詰まってしまったのは、出るようになってきたのに飲ませるのが足りないのもあるとのこと。

ミルクをストップして母乳を飲ませなさいとのことでした。図らずして完母になりました。

それまでずっと混合で1日2~4回ミルクをあげていたので、不安だったけど完母になれて嬉しかったです。

 

完母になってからも相変わらず、おっぱいの時間は長くて、

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周りにも「加えてる時間長いね」と言われました。

でもその頃には、赤ちゃんとのお付き合いも慣れてきたし、

一部の説には「長くても赤ちゃんに任せて良い」と書いてあったりして、

私と赤ちゃんのペースでいいんだと自信も出てきた頃だったので、もう気になりませんでした。

 

離乳食が始まり、体重も心配なくなりました。

また身長が伸びて、体重は増え方がゆったりになりました。

このように徐々に、4ヶ月かけて完母になりました。

ミルクをあげることに罪悪感を感じていた時もありましたが、

ミルクには本当に助けられました。

これらの考え方は、桶谷式と、ほかの母乳の本からでした。

 

以下の本は5分くらいで全部読めちゃうのですが、

ほかの人の事例なども載っていてとても参考になりました。

図書館でも借りられると思いますし、ネットでホームページを見に行っても同じ情報が載っています。

(本の方が、事例がたくさん載っていますが)

何ヶ月でも完母にすることを諦めないでいいのだなと思えました。

田村こどもクリニック

 

母乳が出ないと悩み始めてから心がけたことは
とにかく水分をとること。寝ること。野菜を食べること。ご飯を食べること。
体を冷やさないこと。

あとドイツの母乳がよくでるハーブティーも試したのですが、高くて続けられず断念。
結局はもう少しお値段が手頃なものに移行し、12ヶ月になりますが今も飲み続けています。
母乳不足が気になる授乳期ママ用ハーブティー!

母乳が出ない悩み 桶谷式に相談した体験

桶谷式は第一子の時から知ってはいたのですが、行ったことはなく、

今回悩みに悩んで、でも赤ちゃんのために、と思い切って予約電話をしました。

「桶谷式」となんだか道場のような厳しそうなイメージがありましたが、

全然そんなことはありませんでした。

 

一人目の時から行っておけば良かったと思った程です。

図書館で借りて桶谷式の本を借りて読んでいたのですが、それもタメになりました。

母乳の出具合や赤ちゃんのおっぱいのくわえかた、搾乳の仕方など

掴めるまで何度も教わりました。同じことを何度も聞いて、普通に答えてくれました。

ほかの助産師さんや母乳外来では問題ないと終わりにされていたので、

こちらでいろいろ教えてくれたことは本当にありがたかったです。

産婦人科で産後にこれらをもっと教えてくれれば良いのにと思いました。

 

桶谷式に行く前に決めていたことは「合わなかったら即やめよう」ということ。

これ以上ストレスを抱えるのは無理だと思ったのです。

そして、100%言われたことをやっているわけではなく、

自分に取り入れられそうなところをできるだけやってみる、という形で先生の指導に従いました。

 

おっぱいマッサージは詰まっていると痛くて、そうでなければ心地よいです。

マッサージしたから即でるようになるわけではないでしょうが、

現在のおっぱいの状況を見てもらえるのはよい指標になりました。

 

通う頻度は最初は1週間に1回、だんだん2週に1回、3週に1回になっていき、

現在は4週に1回通っています。

ほかの友人は、気になった時だけ通っているそうです。

 

結構、予約がいっぱいで、電話してその日っていうのは空いてない限り無理ですが、

1週間後くらいで取れました。

その日に空いてないと、無理だと思って諦めちゃうママが多いのだそうです。

乳腺炎になって始めて電話するが多く、1週間後だとなんとなく治っちゃったりして

「やっぱりもういいや」となってしまうんですって。

 

おっぱいマッサージをしながら育児相談に乗ってもらう、というのが

毎月の恒例行事になりました。

おっぱいが出ないと悩み、苦しみ、赤ちゃんの体重が気になりまくって

いろんな機関に相談にはしごしていましたから、桶谷式にはかなり救われました。

まとめ

おっぱいは吸わせていれば必ず出るようになると感じました。

どこに相談にいっても「お母さん、疲れた顔してる」と言われました。

産後、睡眠不足ですから疲れてるに決まってる!と思っていましたが、

悩みすぎて産後うつだったのかなと思います。

 

「赤ちゃんかわいい~」とのんきにすることで、

母乳のいきおいがつくホルモンが出るようになるんだそうです。

私にはそれが足りないと言われはっとしました。

 

ママが悩みすぎないこと、そのためにミルクを足すことは赤ちゃんの成長の補助輪になります。

ミルクが現代にあってよかったーって私は思いました。

頑張りすぎず根気よく!赤ちゃんかわいいーってホルモン出しまくる。

それが混合から完母にするコツかなと思います。

 

無理に「楽しんで!」とは言えませんが、離乳食前後くらいで悩みも解消されると思います。

あまり悩みすぎないでくださいね^^

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